遺言財産の受取人が死亡した場合 - 遺言ガイド 秘密証書遺言編

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遺言財産の受取人が死亡した場合

 

・遺言書の相続人(遺産受取人)が死亡した場合
ここでは、遺言書に関する基礎知識を解説しています。
遺言書の受取人が死亡してしまったケースでは、遺産は誰に相続されるのでしょうか?
他の相続人がいる場合と、相続人が誰もいない場合の、2つのケースについて説明したいと思います。

 

・他の遺産相続人が居る場合
万が一遺産の受取人が死亡してしまった場合、他の遺産相続人がいるのであれば、繰り下がって、それらの相続人が遺産を受け取ることになります。
例えば相続人である子が死亡した場合、その次の相続人である親や祖父母に、相続の権利が移行します。
遺産相続にはこのような法定相続人というものがあり、遺言書がなくても遺産を相続する優先順位が決められています。

 

・他の相続人が居ない場合
遺産の受取人が死亡して、他に相続人がいない場合、その遺言書は無効になります。
遺言書が無効になり、遺産の継承ができなくなった時には、国庫に返納されてしまいますので注意が必要です。
希望する第二相続人に財産を相続させるためには、きちんと遺言書を書き換えて更新しなければなりません。

 

・相続人が居ない遺産はどうなる?
さて相続人がいなくなった遺産は、どのような形で処分されていくのでしょうか?
まず、宙ぶらりんの遺産を管理するために、家庭裁判所が相続財産管理人を選定することになります。
そして官報で相続人検索の公告を行うのですが、それでも相続人が現れない場合に、ようやくその遺産は国庫に納められることになる流れです。
国庫に納められるということは、国の管理財産になるということです。

 

・故人の銀行口座に要注意
注意したいのは、銀行口座です。
故人の銀行口座は、口座名義人がなくなると一旦凍結されることになります。
死亡した事実が銀行に伝わっていないと凍結されることはありませんが、銀行がその事実を分かった段階で、口座から預金を引き出せなくなるので注意が必要です。
これは、財産分与の前に相続人が、勝手に故人のお金を引き出してしまうのを防ぐための、遺産保護措置になります。

 

遺言書があれば簡単な手続きで、出金できるようになりますので問題ありません。
一番問題なのが、故人の銀行口座の存在に、相続人たちが気づいていないケースです。
遺言書がない、もしくは、遺言書に記されていない遺産であった場合、こういったケースがよく起こります。
銀行口座が凍結されたままになっていると、期限に到達することでそこに預けられている子さんが国庫に納められてしまいます。
そうならないように、できれば生前に財産を整理しておくよう気をつけなければなりません。